オンラインカジノのブラックジャックでマーチンゲール法は有効か

「ブラックジャック」はオンラインカジノの定番です。
他のトランプを使用したゲームにはバカラやポーカーなどがありますが、ブラックジャックがダントツで日本人に人気があります。
やはりシンプルなルールと、知名度の高さが理由でしょうか。

さて、ブラックジャックには「ベーシックストラテジー」と呼ばれる最適戦略が存在します。
「ベーシックストラテジー」通りに行動すれば、理論上の利益率が最大になります

また、「ルーレット」もブラックジャックと同じくシンプルなルールで人気があります。
「ベーシックストラテジー」ほど決定的ではないものの、ルーレットにも有名な攻略法が数多くあります。
その中でも最も有名な攻略法は「マーチンゲール法」では無いでしょうか?

もしブラックジャックで「ベーシックストラテジー」を使用しつつ「マーチンゲール法」を併用すれば、大きな利益が得られるのではないでしょうか?

マーチンゲール法とは?

マーチンゲール法とは?
「マーチンゲール法」は、ギャンブルにおいて最も有名な攻略法でしょう。
その手法から「倍々法」と呼ばれることもあります。

方法は

1. 基準のベット金額を賭ける
2. 負けたら倍にしてベット
3. 勝ったら基準のベット金額に戻す

となります。

基本的に1~3の繰り返しとなります。
例えば勝てば2倍の金額が返ってくる勝負にて、基準ベット10ドルで開始します。

最初の試行で負けたら2回目で倍の20ドルをベットします。
その2回目も負けたら3回目を40ドルでベットします。
そして3回目で勝った場合、80ドルが返ってきます。

3回目までにベットした金額は10+20+40ドルなので、70ドルです。
差し引きで利益は基準ベットの10ドルとなりますね。
メリットは負けが続いても1回の勝ちで全額取り返せること、デメリットは賭け金額が高額になってしまうということが挙げられます。

マーチンゲール法が使用可能なギャンブル

マーチンゲール法が使用可能なギャンブル
マーチンゲール法について簡単に説明しましたが、この攻略法は使用出来るギャンブルと使用出来ない、もしくは使用しにくいギャンブルがあります。

・使用できるギャンブル
配当金が2倍に近く、かつ当選確率も2分の1に近いギャンブルは最もマーチンゲール法に向いています。
「ベット金額を倍にし続ける」といった特性上、配当金も2倍なら条件が同じなためギャップが少ないからです。
また、マーチンゲール法は基本的に繰り返すことを前提としているため、当選確率も2分の1に近いなら早めに当選する可能性も高くなります。
そのため、ルーレットの「赤・黒」や「奇数・偶数」などは、マーチンゲール法との相性が非常に良いのです。

・使用できないギャンブル
配当金、もしくは当選確率が極端に低いギャンブルはマーチンゲール法が使用出来ません。
配当金が1.2倍などのギャンブルではマーチンゲール法は使用できません。
例えば基準ベット10ドルで賭けた場合、1回目で負けて2回目に20ドルベットして勝ったとします。
1回目と2回目で合計30ドルを費やしていますが、配当金が1.2倍なので2回目の勝利で24ドルしか返ってきません。
差し引き6ドル損している計算になります。
当選確率は高いのですが、ゲームを繰り返すと返ってくるお金がベット金額を下回ります。
また、オンラインスロットの高額当選狙いなども当選確率が低いため向いていません。
スロットが外れる度にベット金額を倍にする人は居ないでしょう。

・使用しにくいギャンブル
ベット金額が途中で変化するギャンブルなどは、マーチンゲール法が使用しにくいと言えます。
実はブラックジャックがこれにあたります。
ブラックジャックの勝率は40~49%程度で、これだけならマーチンゲール法との相性は悪くはありません。
しかし、「ダブルダウン」や「スプリット」、「インシュランス」といったベット金額を上乗せするアクションが、ブラックジャックには存在します。
途中でベット金額が変化してしまうため、ベット金額を単純に倍にしていくマーチンゲール法は使用がしにくいです。

ブラックジャックでマーチンゲール法は使える?

ブラックジャックでマーチンゲール法は使える?
結論から書くと「気を付ければ可能」です。
何に気を付けるかというと、資金です。
マーチンゲール法自体、ベット金額が倍々になっていくため資金管理が難しい攻略法です。

例えば10連続で負けてしまった場合、11回目の勝負をするには基準ベットの1,024倍の資金が必要になってしまいます。
1ドルベットだったとしても、1,024ドルになります。

しかもその前に10回の負け分1,023ドルを失っています。
仮に11回目の勝負で勝ったとして、純利益は1ドルです。
マーチンゲール法は、ハイリスクローリターンということを頭に入れておいてください。

そしてブラックジャックに使用するには、さらに注意する必要があります。
まず1ドルベットした場合、スプリットするともう1ドル追加ベットが必要となります。
さらにスプリット後に2組ともダブルダウンをすると、また1ドルずつの追加ベットが必要です。

合計で4ドルかかる計算になりました。
「1ハンドは最高でベット金額の4倍かかる」可能性があることを知っていれば、資金管理もしやすくなります。
ブラックジャックのルールを熟知することが重要です。
また、マーチンゲール法を使う場合は「これ以上はベット金額を上げない」といったラインを決めておくと良いでしょう。